ブログ

歯周病安定期治療

当院から皆様へ
 スケーリングやスケーリング・ルートプレーニングなどの歯周基本治療が終わった後も、4ミリ以上のポケットが存在しているものの、状態が安定しているという場合に行う処置です。具体的には歯周組織検査、ブラッシング指導、全顎的な歯肉縁上・縁下のクリーニングによるバイオフィルム除去を行います。プラークコントロールの状態、ポケットの状態、歯槽骨の状態、欠損歯数などからリスク判定し、1か月に1度、2か月に1度、3か月に1度のいずれかを選択します。3か月を過ぎるといったん減少したポケット内の細菌が増えてくるので、処置の間隔は3か月以内に設定しています。症状がないからといって長い期間放置するようでは、健康を維持することは出来ません。ただし、ポケットが4ミリ未満の場合には、6か月ごとの定期検診とクリーニングを行います。