う蝕(むし歯)とは
当院から皆様へ
う蝕は、細菌がショ糖(砂糖)から酸を産生することで歯が溶ける病気です。う蝕の発生については、宿主(歯・唾液)、細菌、食餌(糖)の関係を示した「keyes(カイス)の3つの輪」が有名で、この3つの輪が重なった時にう蝕が発生するというものです。実際にう蝕が発生するPH(ペーハー)を臨界PHといいますが、エナメル質では5.5~5.7、象牙質では6.0~6.2と言われています。唾液には酸性に傾いた状態を中和する緩衝能がありますので、臨界PHに達したからといってすぐう蝕が発生するわけではありませんが、食事の後歯磨きをせずにプラーク(歯垢)が付着したままであったり、頻繁に間食をしたりするとPHが低い状態が続きう蝕が発生しやすくなります。健康な歯を保つためには、日々のプラークコントロールが重要となります。

