歯科において「咬合」、すなわち咬み合わせを考慮しないで治療することは不可能ですが、「咬合療法」というのは、単に咬み合わせを治すという意味ではなく、生活習慣などにより歪んだ生体を元に戻し、その後に咬合を改善する治療方法です。
すなわち、咬合によって生じた体の問題に対し、生体を治癒の方向に導くことにより改善する手段です。
一般的に行われている歯科治療は、生体の歪みを考慮せず、咬合のみを治そうとするから後になって問題が生じてくるわけです。歯・顎・口腔・顔面は生体の一部であることを考えれば、当然の結果といえます。
全身の歪みが咬合に影響したり、咬合の異常が全身に影響したりしますので、常に口腔と全身の関係を視野に入れて治療を進めることが必要なのです。しかし残念ながら、このような考えを実践している歯科医院は少なく、現在の歯科界では徹底されていないのが現状です。
当院では、以前から態癖を初めとする生活習慣を視野に入れた歯科治療を行っています。