原因はいろいろ考えられますが、大きく分けて次の3つがあります。
1) かみ合わせに問題がある場合
見た目にはかみ合わせに大きな問題がなさそうでも、あごが複雑な動きをする中で上下の歯が好ましくない接触をするため、関節や筋肉に無理がかかってしまいます。
2) 睡眠時ブラキシズム
睡眠中の歯ぎしりや食いしばりが強いために、あるいは出現する時間が長いために歯やあごに過重な負担がかかってしまいます。
3) 生活習慣
覚醒時の食いしばりや歯列接触癖(TCH)、横向き寝やうつぶせ寝などの睡眠態癖、頬杖、体操座り、職業癖、ショルダーバッグ癖、趣味癖、家事癖、スポーツ癖、テレビ癖などがあり、顎関節に無理がかかるだけでなく、歯列(歯の並び)、肩や首などを歪ませてしまい、全身に影響を及ぼします。
このうちの一つが原因の場合もあれば、いくつかの原因が重なっている場合もあります。実際には発症の時期を特定することが困難なこともあり、一般的には複数の因子が絡み合っていると考えられています。