院長・スタッフ紹介

院長紹介

院長 浅野 智 (医学博士)
院長 浅野 智(医学博士)


[略歴]
  • 1978年3月 山形県立山形東高等学校卒業
  • 1978年4月 東京歯科大学入学
  • 1984年 東京歯科大学卒業
  • 1995年 学位取得(医学博士)
  • あさの歯科クリニック開院
[職歴]
  • 山形大学医学部 歯科口腔外科
  • 長井市立総合病院 歯科口腔外科
  • 山形県立中央病院 歯科口腔外科(非常勤)
  • 山形市立病院済生館 歯科口腔外科(非常勤)
  • 天童温泉篠田病院 歯科口腔外科(非常勤)
[所属団体]
[趣味]
  • ギター、スキー

学生時代の部活風景

学生時代の部活風景です。少林寺拳法部に所属しておりました。
学生時代の部活風景です。
少林寺拳法部に所属しておりました。

東京歯科大学少林寺拳法部設立50周年記念式典にて

サンプル画像
少林寺拳法の恩師  
鈴木 愼二 道院長 (准範士、六段)

喜寿を祝う会にて

認定証
恩師の 吉澤 信夫 先生
(山形大学医学部名誉教授)

日本歯科医師会生涯研修事業へも積極的に参加しております。

認定証
生涯研修事業認定証

 2年間で「受講研修」、「教材研修」、「能動的研修」の3研修方式による合計60単位以上、かつ「特別研修」による10単位以上を取得し、さらにガイダンスの大項目すべてに単位を取得した場合。または、3研修方 式に対して一定の基準(受講研修4単位以上、教材研修10単位以上、能動的研修6単位以上)を満たした場合に認められます。
当院院長の取得単位数286単位
全国平均45.7単位
山形県平均52.9単位

歯科治療に対する思い

 私は、歯科医師として仕事をする中で常々思っていることがあります。それは、「医科と歯科というふうに分けられるべきではなく、歯科は医科における一分野として位置づけされなければならない」ということです。この考えは学生の時から現在まで全く変わっておらず、私の歯科治療に対する考え方の原点でもあります。しかしながら実際は、医師と歯科医師ではライセンスが違いますし、世間でもそれぞれ別々のものと認識されています。確かに歯の治療は、他の臓器や病気の治療とは異なる部分が多く、その特殊性から一般の医学とは異なる発展をしてきた経緯もあります。歯科医師も、むし歯を削って詰めて、ダメな歯は抜いて、欠損には入れ歯を入れてという治療を長年行ってきました。言うなれば、「歯だけ診ればいい」という治療です。しかし、その中で麻酔をしたり薬を処方したり、切ったり貼ったりと体に侵襲を加えているのですから、歯や歯ぐきだけ全身から切り離して治療するということは成り立たないはずです。歯科医師は心臓病や脳卒中の治療は出来ませんが、歯科治療においては全身のことを念頭において当たる必要があるのです。それなくしては、歯科が医科の一分野と認められることは決してないでしょう。もっと体のことを熟知し、不測の事態に対応出来ることが求められます。一方、これまでは歯科といえばむし歯の治療とされてきましたが、さすがに最近では、口腔と全身の関連(たとえば歯周病と糖尿病や心疾患との関連)が解明されてきたり、咬み合わせが全身に及ぼす影響が話題になったり、やっと歯科も医学的な分野として認知されてきたような気がします。

卒後の進路

 大学を卒業後は、山形大学医学部付属病院をはじめとする施設で研修しました。理由は、口腔外科手術を経験したい、一般医科の知識を得たい、全身管理に関わりたい、という考えからでした。病院によっては一般の歯科治療も行いましたから、口腔外科を中心として全般的な研修を行ったというところです。いろいろ経験しましたが、恩師の教授の専門が「歯科治療における循環動態」、分かりやすく言えば、「口の中に麻酔をした時に、血圧や脈拍がどのように変動するか」というものでしたので、「いろいろな形での体の反応」に関して理解を深めることが出来ました。歯科治療中に具合が悪くなった時は、しばらく様子を見ていればよい場合もあれば、迅速な薬物による対応が必要になることもあり、歯科医師といえども、患者さんの容体を診断し、薬物を投与(主に注射)する能力が要求されます。また、いろいろな手術も経験しましたが、特に耳鼻咽喉科の先生と一緒に顎骨骨折や副鼻腔の手術を行ったこと、入院患者さんの管理や対応など、医科的な研鑽を多々積むことが出来ました。

一次救急救命処置(BLS)、二次救急救命処置(ACLS)

 AED(自動体外式除細動器)を使用したり、心臓マッサージや人工呼吸を行ったりするのがBLSで、薬物投与、経皮的ペーシング、同期下カルジオバージョンなども行うのがACLSです。一般市民の方でもBLSの講習を受けている時代ですから、われわれ医療関係者が訓練するのは当然です。開業歯科医師でACLSまで受講する方はあまりいないようですが、私はこれまでに両方の講習を受講いたしました。ただし、受講したことにとどまらず、継続してトレーニングすることが必要不可欠と考えています。
 ※ 一次救急救命処置(Basic Life Support BLS)、二次救急救命処置(Advanced Cardiovascular Life Support ACLS)