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日本包括歯科臨床学会の学術大会・総会に出席して来ました。

当院から皆様へ
 今回のテーマは、全身の中での口腔を成長発育、加齢という観点でとらえたもので、現在は勿論、将来にわたってかかわりあわなければならない問題です。う蝕や歯周病の治療は今後も続くでしょうが、顎関節症をはじめとする顎機能障害、食生活や悪習癖による歯列・咬合異常、口腔と全身のかかわり、認知症への対応など、どれを見てもまだまだ解決しそうにありません。
 特別講演は3名の先生によって行われましたが、特に西田 亙先生のお話はとても興味深く拝聴しました。糖尿病がご専門の内科の先生ですが、歯科のことをよくご存じで、なおかつ歯科に対するご理解が高い先生です。話題の先生ですのでとても楽しみにしていましたし、最近執筆された書籍も読ませて頂きました。
 ご講演は期待通りの素晴らしいもので、とてもパワフルな先生だなあと感じました。その中で、アルツハイマー病患者の脳組織中に歯周病菌とその分解酵素が集積している事実が明らかになったというお話が印象に残りました。
 1日目の夜は美味しい料理、日本酒とワイン、2日目の昼食には地鶏弁当を頂きました。