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顎関節症と態癖

当院から皆様へ
 顎関節症の患者さんが歯科医院を受診するのは、口が開かないとか開くと痛いというような症状が出た時だと思います。必ずしも顎関節症の発症時期ではなく、むしろほとんどの場合は罹患してから時間が経っていると考えられます。したがって、原因を特定することは容易ではなく、「多要因病因論」の考えも支持されています。当院では原因をおおまかに3つに分類していますが、特に横向き寝やうつぶせ寝などの「態癖」が大きく関係していると考えています。睡眠態癖を例にとると、寝ている間にあごが偏位させられているわけで、あごがずれた状態で永久歯の咬合が完成することになります。また、右下寝の場合は左の顎関節が、左下寝の場合は右の顎関節が後方に押し込められることになり、病気の発生や病状の程度に関係します。当院を受診された顎関節症の患者さんはすべて横向き寝かうつ伏せ寝をしており、しかもその向きと症状に関連が認められます。
 これらのことから、態癖には十分留意する必要があると思っています。