「Withコロナ、Afterコロナの歯科診療　～デジタルデンティストリーの力で乗り越えよう～」

　2日間にわたるライブセミナーに参加しました。1日目は、患者さんが減ることによる経営への影響や保険点数における問題点、国の政策や方向性などを交えながら、歯科医院に求められるこれからの在り方についてお話がありました。詰め物や被せ物に用いられるパラジウムが異常に高騰し続ける現状、これに代わる材料が導入されたが、その評価があまりにも低すぎて、これでは普及しないのではないか、治療をすればするほど赤字になってしまうなど、不安材料ばかりです。いろいろ工夫が求められるのは当然ですが、やはり国がきちんと必要なことをしてくれなければどうしようもありません。
　２日目は、いくつかのセクションがありましたが、私は口腔内スキャナーを中心としたデジタルデンティストリーを選択しました。3名のスピーカーがお話しされましたが、その中で新型コロナウィルス感染予防の点からも、患者さんの口腔内に触れる機会が少ないのは大きなメリットがあるとの事でした。さらにCAD/CAM導入による治療時間の短縮、精度の向上、CT画像データの活用等、今後ますます歯科治療はデジタル化へと進むのでしょう。
　いずれにしても、いつになっても我々に求められる事に終わりはありません。
　山形市内を歩くとこのような石碑があちこちにあります。昔、「蝋燭町」と呼ばれていた名残で「ろうそく町広場公園」なんですね。