「顎関節症」の昔
当院から皆様へ
現在、「顎関節症」はう蝕、歯周病とともに歯科三大疾患といわれていますが、私が学生の頃は今ほど話題には上がりませんでした。口腔外科の成書をめくっても、奇形、炎症、外傷、腫瘍などは詳しく記載されていますが、顎関節症はわずかなページで説明されているだけでした。咬合(咬み合わせ)との関連が重視されて、スプリント(マウスピース)療法、マイオモニターによる筋緊張の緩和、補綴治療が盛んに行われていたと記憶しています。ある意味マイナーな疾患なのですが、大学院卒業後にアメリカへ留学して、顎関節の手術を学んだスペシャリストが口腔外科にいらっしゃいました。あの時期に顎関節の手術に目を向けるとは、主任教授に先見の明があったのか、ご本人がよほど興味を持ったのか、とても不思議に感じていました。それが今となっては、歯科疾患の重要な位置を占める存在になっています。
そしてその後、その先生が小生の恩師になるとは予想だにしていませんでした。

そしてその後、その先生が小生の恩師になるとは予想だにしていませんでした。
