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第45回山形県公衆衛生学会に出席して来ました。

当院から皆様へ
 第45回山形県公衆衛生学会に出席して来ました。狭義の意味での公衆衛生の分野のみならず、地域保健、看護、産業保健、精神保健福祉、歯科保健と幅広い分野からの演題があり、中でも山形歯科専門学校の3年生の学生さんが発表する姿を見ると、われわれが学生の頃とは時代が変わったなという感じがしました。

 特別講演は、山形大学の今田恒夫教授による「地域のデータを地域に還元:山形県コホート研究の未来」という、まさしく公衆衛生のお話でした。一般的に大学の研究は東京大学、京都大学などが優れていて、地方の大学は大した研究はされていないと思われがちだが、このような長期にわたる追跡調査は地方の大学だから出来ることで、山形大学の数十年におよぶ様々な研究は世界に発信できるものだとのことでした。

 大会長の前田先生は病理学がご専門の先生で、私が山形大学に勤務していた頃、臨床、研究の面で大変お世話になりました。特に、電子顕微鏡の手技を教えていただくために、正月に先生の実験のお手伝いをさせていただいたことを思い出します。

あれから数十年、時が過ぎるのは早いものです。

 大変大勢の参加者があり、盛況な学会でした。

第45回山形県公衆衛生学会