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前方整位型スプリント

当院から皆様へ
このタイプのスプリントは、顎関節症の中で復位性関節円板前方転位の場合に使用されることがあります。復位性関節円板前方転位とは、閉口時には関節円板(クッション)が前方にずれていて、開口時に位置が元に戻るもので、その際カクンという関節雑音が出ます。開口させて関節雑音を発生させたのち、下顎を前方位のまま開閉させて雑音が発生しない位置を確認します。その位置で下顎が後退しないように、前歯にフレンジと呼ばれる誘導面を製作します。

その後は経過観察をしながら、少しずつ接触する位置を後方へ移動(セットバック)させて、関節円板を正常な位置に戻すというものです。ただし、必ずしも正常な位置に戻せるわけではなく、経過が長い場合はより困難となります。

経験上、クリックが発生してから日が浅く、成長期であれば位置が戻る可能性が高いと私自身は考えております。