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顎関節症と下顎位

当院から皆様へ
 下顎骨は一つの骨ながら、体の中で両側に二つの関節を持つ唯一の器官です。顎関節症は様々な原因で発症しますが、下顎位(下あごの位置)が適切であることが極めて重要になります。と言われてもピンとこない方が多いと思います。そのため私は、診療においては歯科用CT検査を行い、3D 画像で説明するようにしています。立体的な三次元構築画像も併せてご覧いただくと、より一層理解しやすくなります。
 永久歯の交換時期に横向き寝などの態癖があると、下顎がずれた状態で咬合が完成してしまいます。これだけですべての方が顎関節症になるわけではありませんが、当院に来院された顎関節症の患者さんは100%横向き寝かうつぶせ寝です。どう考えても、あごがずれた状態のかみ合わせはいいはずがありません。そこで、習慣の改善などにより全身における適切な下顎位を探し出すことが必要になります。そして適切な下顎位が判明した後は、それに合わせて咬合を整える必要が出てきます。最も分かりやすい治療方法は、歯列矯正により歯の位置を変えることになります。