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新年あけましておめでとうございます。

当院から皆様へ
 皆さんはどのように新年を迎えられましたか。我が家は、昨年頂いた「一生幸福」のお神酒で始まりました。家族そろって穏やかな新年を迎えられるのは改めて幸せなことだと感じます。テレビでは能登半島沖地震に関する報道が流れますが、ちょうど1年前の元日だったことを思い出します。1年たった今も大変な思いをされていることとお察しいたします。被災された方々には、改めてお見舞いを申し上げる次第です。
 さて、令和6年は診療報酬改定があり、オンライン認証と合わせて現場は本当に振り回された1年で、あっという間に1年が終わったという感じです。そのように感じ、不満に思っている歯科医師は私だけではないと思います。
 歯科医療も、従来のむし歯治療から口腔機能を重視した内容にシフトしています。かなり前から当院のホームページでも口腔機能の重要性は掲載していますが、日常の診療で実際に口腔機能管理を継続していくのは必ずしも容易ではありません。いろいろな機器を購入する必要があることと、手間がかかる割には診療報酬の評価が低いため敬遠する歯科医院が多く、そのため普及が遅れているのもやむを得ないと考えます。
 しかし我々歯科医療従事者は、口腔機能の重要性、全身と口腔の関連、将来の歯科医療を見据えた対応をする責務があります。当院では、医科の一分野としての歯科を目指すべく、歯科の守備範囲は全身における口腔と捉え、全身の中での適正な下顎位、咬合、顎関節の機能を重要視した診療を実践しています。このような姿勢は今後も決して変わることはありません。皆様の健康に少しでも寄与できるように、今後もスタッフ一同日々研鑽してまいります。
 今年もよろしくお願い申し上げます。