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日本歯科麻酔学会と山形県歯科医師会共催セミナーに出かけて来ました。

当院から皆様へ
 日本歯科麻酔学会との共催は初めてのことですが、会員に全身管理を含めた医療安全の教育が必要だということの表れだと思います。「バイタルサイン」とは医学用語で「生命兆候」のことで、血圧、脈拍、呼吸、体温、意識レベルを言います。処置や手術においてこれらの変動を観察し、患者さんの状態を判断するわけです。「コンピテンシー」は聞きなれない言葉ですが、「複雑な課題に対応することができる力」というニュアンスだそうです。ご講演では、日常臨床における様々な注意点、想定される偶発症への対処、2015年のガイドラインに沿ったBLSのお話がありました。
 その後、東北大学准教授の水田健太郎先生の司会で総合討論会に移りました。急きょ、全身管理の経験があるということから、もう一人の先生とともに私が登壇することになり、会場から、そして私たちからもいろいろなエピソードが紹介され、それらについて藤井先生と水田先生からも推測される病態や対処についての意見が交わされました。そして、私は経験がありませんが、治療に来られた患者さんではなく、付き添いで来られた家族の方が具合が悪くなったという事例が印象的でした。

日本歯科麻酔学会と山形県歯科医師会共催セミナー