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平成30年度第1回病診連携医学講座に参加しました。

当院から皆様へ
 本日のテーマは、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」です。SASは、睡眠1時間当たり無呼吸+低呼吸回数(換気量が半分以下)の合計が5以上の病気で、日中の眠気による事故や突然死など社会問題になっています。軽度であれば歯科で作製する「スリープスプリント」と呼ばれるマウスピースを装着しますが、中等度から重度になると「持続陽圧呼吸療法(CPAP)」の適応となります。いびきを主訴に来院されSASと診断される患者さんも多いことから、先生はご講演の中で様々ないびき防止グッズを取り上げ、「これらは眠りを浅くしていびきを減らすだけなので使用しないのが望ましい」とも述べられていました。会場は参加者で満席の状態で、SASへの関心の高さや対応の必要性を感じました。

 なお、歯科で作製するマウスピースは、医科でSASの診断していただいたうえで製作依頼の紹介状が必要ですのでご留意下さい。

第一回病診連携医学講座