見えない矯正治療

当院のマウスピース矯正装置

インビザラインシステム
 通常の矯正治療はワイヤーを固定し歯を移動するため、見た目を気にしたり、矯正装置装着後の負担を考えると、治療に踏み切れない方が多くいらっしゃいます。 当院では、このような負担を解消するため、インビザラインシステムを導入し、 透明で気にならず、取り外しのできる機能的で効果的な矯正治療を行っております。

インビザラインの特徴

インビザラインシステム
 インビザラインであれば、透明なので、矯正治療中であっても笑顔を見せることができます。相手に伝えない限り、誰も治療を受けていることに気づかないでしょう。透明で取り外しが可能なマウスピース「インビザライン・アライナー」を順次装着することで、きれいな歯並びへと変化を遂げていきます。インビザライン・アライナーは5日から7日ごとに新しいものに交換します。少しずつ歯が移動するにつれて、理想的な笑顔へと近づけて行きます。
インビザラインシステム
自分で取り外し可能、しかも快適

 インビザライン・アライナーの装着は違和感が少ないので、日頃の多忙なライフスタイルにも支障がありません。 矯正歯科医院での受診のたびに、治療の進行状況を確認し、新しいインビザライン・アライナーを受け取ります 。自分で簡単にに取り外し可能なので、食生活もこれまで通りです。 歯磨きやフロスにも全く影響がないので、歯と歯周組織をこれまで通り健康に保つ事ができます。

インビザラインシステム

 インビザラインは、ブラケット(金具)やワイヤーを用いない、透明なマウスピースを使用する矯正法です。目立たないため見た目を気にしなくてよく、取り外し式のため治療中も清掃がしやすいなどの利点があります。また、「アライナー」と呼ばれるマウスピースは透明な樹脂で出来ているため、金属アレルギーがある方でも安心して使用出来ます。

 一方、歯列不正の状態によってはマウスピース矯正では時間がかかりすぎる、歯が動きにくく治療が困難ということがあります。その場合は、インビザラインと他の装置を併用する、ブラケットとワイヤーによる治療(マルチブラケット)などの選択肢を採用します。いずれにしても、状態を拝見してのご相談となります。
では、実際にどのような治療の流れになるか、簡単にご説明します。

治療開始から完了まで

  1. 診査、診断用模型、口腔内写真、顔貌写真、X線検査などから診断を行い、大まかな治療方針を立案します。
  2. アライナー作製のための印象(歯型)を採り、治療方針に基づく治療方法を指示すると、7~10日ほどで、コンピューターでシミュレートされた治療計画書が届きます。
  3. 治療計画書の内容に問題がなければ、アライナー作製の指示を出します。これにより、患者さん一人ひとりに合わせた、カスタマイズされたアライナーが作製されます。
  4. 発注から2〜3週間ほどで治療開始から完了までのすべてのアライナーが届きます。
  5. 効率よく歯の移動を行うため、「アタッチメント」を指示された歯の表面に設置します。歯の表面は薬物処理して接着しますが、切削することはありません。
  6. アタッチメントの設置が完了したら、1ステージのアライナーを装着して治療開始です。1日20時間以上使用していただき、5〜7日ごとに次のステージのアライナーに順次交換しながら装着してゆきます(お食事中はアライナーを外し、専用のケースに保管)。
  7. 定期的にご来院いただき、状態の確認と資料の採取を行います。診療後のお帰りの際には、次回の来院予定に合わせて何ステージ分かのアライナーをお渡しします。
  8. 最終ステージ終了の段階で追加の治療が必要と判断された場合は、すべてのアタッチメントを除去のうえ、印象採得と写真撮影を行い追加のアラーナーを発注して治療を継続します。3回目以降の追加アライナー発注については手数料のみが発生します。
*ご不明な点は担当者にお問い合わせ下さい。

マウスピース矯正治療において推奨されない症例

 このようにインビザライン治療は多くのメリットを有しますが、すべての治療に対応できるわけではありません。
インビザラインに限らず、マウスピース矯正では不得意な歯の移動様式があり、治療法の第一選択とはならない場合があります。
 たとえば
  • 抜歯症例で大きな歯の移動が必要(大きな移動量での歯体移動は困難)
  • 大きな回転、圧下・挺出が必要(著しい捻転、著しい開咬や過蓋咬合などの垂直的な異常)
  • 乳歯列期、混合歯列期で顎骨の成長発育や歯の萌出の正確な予測が困難
  • 顎が曲がっているなどの骨格性の不正(外科矯正治療の適応)
などが挙げられます。
 このような場合には、ブラケットとワイヤーを用いたマルチブラケット装置で治療したり、あるいはマウスピース矯正との併用で対応したりすることになります。